生活習慣病予防

生活習慣病について

生活習慣病。文字通り、良くない生活習慣を続けることによって引き起こされる 病気の総称です。

 よくない生活習慣といっても、暴飲暴食や不規則な生活など個々の責任において 乱れている場合だけではありません。住環境や職場環境、口にする食物の栄養価や 飲料水の質など個人の努力でどうにもできないことを含めると相当数の原因が考えられ そうです。また、生活習慣病といっても一つの病気を指すわけではありません。
 生活習慣の乱れがいくつかあいまって、いろいろな病気を生んでしまいます。
いわば悪い生活習慣症候群といったところでしょうか。
 元々、生活習慣病という言葉はありませんでした。「成人病」と言われ、年をとったら 自然に出てくる仕方がない病気といった捉え方だったのです。
 ところが、子供でも肥満や糖尿病になったり、年齢に関係なくその生活習慣が大きな ポイントになることから、平成8年12月、「生活習慣病」という概念が生まれたのです。

病気の予防には、健康を増進し発病を予防する「一次予防」
病気を早期に発見し早期に治療する「二次予防」、
病気にかかった後の対応として治療・機能回復・再発防止などの「三次予防」があります。

 昭和30年代ごろは加齢に着目した成人病の概念に基づき、二次予防に重点を置いていました。しかし、ここに来て現代人の生活習慣の乱れから、生活習慣の改善に力を注ごうという機運が高まってきたのです。つまり、それが一次予防というわけです。
 「一次予防」は一人一人が健康的な生活習慣を自分で確立することが基本となります。

現在、日本人の3大死因は「がん」「心疾患」「脳血管障害」です。

 日本人の死因の約60%はこの3つが占めています。
この3大死因の序曲とも言える状態を示す言葉で「メタボリックシンドローム」という 言い方があります。(平成17年4月内科学会を始めとする8学会が診断基準を公表) 肥満、高血圧、高脂血症、耐糖能異常(糖尿病)の4つが重なった状態のうち 肥満を含む3つ以上に該当する場合を言います。それぞれ1つずつでも十分危険因子になり得るのですが、2つ、3つと重なっていくとリスクがどんどん増え、4つ重なると飛躍的にリスクが高くなります。この状態は、元々食べ過ぎや飲みすぎ、バランスの悪い食事、喫煙、ストレス、運動不足といった生活習慣の乱れから始まります。
 生活習慣というくらいですから、元々好きで選んできた日常に問題があるということになります。それを改善するとなると、これはなかなか厄介なことなのです。
また、この4つの状態は日常生活の中では痛くも痒くもないうえ、この4つの原因だけで 死に至ることは、まず、ありません。それだからこそ、そこに落とし穴があると言えます。自分がメタボリックシンドロームだと思ったあなた。
メタボリックシンドロームをチェックしてみましょう。

チェック1  肥満  BMIではなく腹囲を目安に。
通常使われるBMI(体格指数)ではなく、
おへその高さの腹囲で見る。
内臓脂肪のチェックです。
男性 85cm以上  女性 90cm以上
チェック2  高脂血圧

HDLコレステロール(善玉)と中性脂肪を見る

中性脂肪 150mg/di以上
HDLコレステロール 40mg/dl未満
チェック3  高血圧 

通常より低めの値を基準に。

通常は140mmHg/90mmHg以上が
高血圧であるが、 少し低めから要注意。

収縮期血圧130mmHg 拡張期血圧85mmHg

チェック4  糖尿病 

境界型から要注意。

通常空腹時血糖126mg/dl以上が
糖尿病と 診断されるが、
それより低い境界型から注意が必要。

空腹時血糖値 110mg/dl以上


上記の中で一番重要な危険因子は肥満です。特に内臓脂肪型の肥満は生活習慣病の大きな引き金になります。予防するためには、食事、運動、メンタルケアなどトータルな生活スタイルの改善が重要になります。さらにはその先に見える介護予防との連動も視野に入れる必要があると思われます。


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